企業新規開拓件数が東京より20％UP！各地に広がるワーケーション拠点

本社・本拠から離れた場所に設置するサテライトオフィスの立地には、人材確保や運営コストの削減、BCP（事業継続計画）などの様々な目的がありますが、近年注目されている新しい働き方である「ワーケーション」拠点としての活用法もあります。
セールスフォース・ドットコムは、リゾート地である和歌山県南紀白浜にワーケーション拠点としてサテライトオフィスを開設しました。都内従業員のワーケーションの他、自然に囲まれた地域で働きたい従業員の移住、従業員の合宿場所として活用することが目的です。サテライトオフィスを開設してまもなく、白浜オフィスの従業員の企業新規開拓件数は東京オフィスよりも20％も多くなっており、従業員の生産性向上やストレス軽減といった効果を発揮しています。
ワーケーションによる効果の確信し導入を開始した企業は続々と増えて続けており、セールスフォース・ドットコムのほかにも、株式会社あしたのチーム、三菱地所株式会社などの企業がワーケーション拠点の導入を始めています。
今回は、ワーケーションの概要とその効果、ワーケーション先としておすすめの自治体である島根県西ノ島町をご紹介します。

1週間持続した結果も！生産性UPと心身の回復に有効なワーケーションの効果

ワーケーションとは、ワークとバケーションを組み合わせた新たに注目されている働き方のことです。リモートワークを活用し、普段の生活圏から離れた場所で働くことで、「仕事」＋「休暇」を取ることを指します。

ポイントは、ワーケーション先でリフレッシュしながら仕事をすることで、生産性の向上とメンタルヘルスの改善が期待されること。仕事効率の上昇と福利厚生の施策として注目されています。

また、ワーケーション先では仕事中と仕事終了後のメリハリがつきやすいのでワークライフバランスが保ちやすいことも特長です。

ワーケーションの効果については、2020年にNTTデータ研究所・JTB・JALの3社が慶應義塾大学の大学教授の監修の下で実証実験を行いました。

実験のレポートによると、沖縄県名護市にあるカヌチャリゾートで合計18名の男女に2020年6月26日~28日の3日の間、初日にリモート勤務、2日目以降を休暇日として過ごしてもらいその効果を検証しています。

検証の結果、生産性と心身の健康にポジティブな効果を見ることができ、更にその効果は１週間ほど続くことがわかりました。

 

具体的には、生産性を図る指標である「WHO-HPQ」は通常の20.7%上昇、ワーケーション前後のストレスは37.3%低減し、その一方で疲労感が下がりにくい傾向が確認されています。

心身の健康に効果があり生産性を高めるワーケーションは、経営者と従業員の両者にとってとてもメリットの大きい施策と言えるでしょう。

より詳しい実験内容については、下記のサイトから確認することができます。
ワーケーションは従業員の生産性と心身の健康の向上に寄与する ワーケーションの効果検証を目的とした実証実験を実施

 

大自然×アクティビティ！ワーケーションおすすめの島根県西ノ島町

ワーケーションに適した地域の一つとして、現在サテライトオフィスの誘致を進めている島根県にある西ノ島町をご紹介します。

西ノ島町は島根県にある隠岐諸島の4島のうちの一つで、人口3,027人のまちです。

移住先として注目を集めつつある場所で、近年ではIターン者の移住によって転入者が増加傾向にあります。

西ノ島を含む隠岐諸島は、世界的に貴重な地形や地質が残る自然公園である「ユネスコ世界ジオパーク」の一つとして認定されており、貴重で美しい景観を見ることができます。

特に見どころなのが「国賀海岸」と呼ばれる隠岐を代表するダイナミックな景勝地で、「通天橋（つうてんばし）」と呼ばれる荒波によって作り出された自然の岩のアーチや、「摩天崖（まてんがい）」と呼ばれる日本有数の海蝕崖（かいしょくがい）など、日本海の激しい海食作用によって作られた大断崖や奇岩が多数あり大自然の造形美に圧倒されます。

一方崖の上は一面緑の草地となっており、牛や馬が放牧されていて断崖の風景とは対象的に穏やかな景色が広がっています。

また、美しい景色だけではなくアクティビティが用意されていることも魅力の一つです。

特にウォータースポーツやマリンスポーツが多く、カヌー・シーカヤックやシュノーケリング、スキューバダイビング、釣りやキャンプも楽しむことができます。

生活圏から離れて非日常的な空間で過ごすワーケーションにとって、貴重で美しい自然に中で過ごすことができる西ノ島はとても魅力的な場所と言えるでしょう。

 

交通費・宿泊費無料！現地視察ツアーで立地条件を調査

西ノ島町では、サテライトオフィスの立地に向けて現地を視察する無料視察ツアーの参加企業を募集中です。

現地では、町役場の担当職員が補助制度やオフィス候補物件などを丁寧に紹介し、西ノ島を一度に知ることのできる絶好の機会です。

具体的な進出計画がこれからという企業も大歓迎ですので、この機会を是非ご活用ください。

 

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《参加条件と特典》

【対象期間】
2021年11月〜2022年2月までの1泊2日程度
※希望日時を事前ヒアリングの上、確定します。

【対象企業】
島根県西ノ島町を含む地方へサテライトオフィスの立地を検討するIT企業の経営者（1~2名）

【応募企業数】
2社まで

【参加費用】
無料
※現地までの往復交通費・宿泊費は事業費にてカバー。ただし、現地での飲食費は各自でご負担いただきます。

【選定要件】
事前エントリー後、簡単なオンライン面談にてヒアリングの上で対象企業を確定

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